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Claude Code 完全ガイド

Claude Code Web 応用ガイド - リモートからGitHub完全操作

この記事の対象者

  • Claude Code Web基本操作を理解済みで
  • 高度なGitHub連携・セキュリティ制御を学びたい方

この記事の運用方法

エージェント駆動開発

重要: この記事で紹介するコマンドは、あなた自身が実行するものではありません。

Claude Code エージェントが実行します

  1. 口頭指示: Claude Code に「GitHub CLI をセットアップして」と指示する
  2. ドキュメント記載: CLAUDE.md(またはAGENTS.mdへのシンボリックリンク)にセットアップ手順を記載しておくと、エージェントが自動的に読み込んで実行する
  3. 自動実行: エージェントがこのドキュメントを参照し、必要なコマンドを自動実行する

あなたの役割は「Claude に何をしてほしいか伝えること」です。コマンドの実行はエージェントに任せましょう。

この記事のポイント

  1. GitHub CLI でリモートから完全なリポジトリ管理が可能になる
  2. issue・PR・Actions・リリースを自然言語で操作できる
  3. ネットワークアクセスとセキュリティを適切に制御できる

GitHub CLI で実現できること

GitHub CLI (gh) を導入すると、Claude Code Web からブラウザを離れずに以下の操作が可能になります。エージェント駆動開発により、複雑なGitHub操作も自然言語で指示するだけで実行できます。

Issue管理: issue の作成・編集・クローズ・ラベル付け・アサイン

Pull Request: PR の作成・マージ・レビュー承認・コメント追加

GitHub Actions: ワークフロー実行状況の確認・手動トリガー・ログ閲覧

リリース管理: タグ作成・リリースノート生成・アセットアップロード

リポジトリ操作: プロジェクトボード管理・Discussions・Gist操作

これらすべてを自然言語で Claude に指示するだけで、エージェントが自動的にコマンドを組み立てて実行します。GitHub の深い知識は不要です。

ネットワークアクセス許可の設定

アクセスレベルの選択

Claude Code Web は 3 つのネットワーク環境を提供します。タスク作成時に選択できます。

外部ネットワークへの接続を完全に遮断します。機密性の高いコードレビューに適しています。

指定したドメインのみアクセスを許可します。npm パッケージダウンロードなど、特定の外部リソースが必要な場合に選択します。

すべてのドメインへのアクセスを許可します(* 指定)。開発環境構築などで使用しますが、使用前にリスクを評価してください。

実践的な設定例

npm パッケージインストールを許可する設定

タスク作成時に「Network access」セクションで以下を追加:

registry.npmjs.org

これにより npm パッケージのダウンロードが可能になります。

セキュアな実行環境

サンドボックスの仕組み

すべてのタスクは隔離されたサンドボックス環境で実行されます。2025年の最新アップデートにより、以下の保護機能が強化されました。

ファイルシステム分離: 許可したリポジトリのみアクセス可能。.env などの機密ファイルは自動的にブロックされます。

ネットワーク分離: プロキシサーバー経由でのみ外部接続が可能。新規ドメインへの接続時には都度確認が求められます。

Web版の制約

Claude Code Web はクラウド実行のため、ローカル環境変数やシークレットには直接アクセスできません。機密情報が必要な場合は CLI 版の使用を検討してください。

GitHub CLI (gh) の活用

2026年2月時点の環境

Claude Code Web 環境では apt-get が利用可能になり、gh コマンドを簡単にインストールできるようになりました。環境変数でトークンを設定し、apt-get install -y gh を実行するだけで初回から使えます。

詳細な前提条件

すべての手順は実環境で検証済みです(2026-02-22)。

より詳細な前提条件や環境設定については、あなたのプロジェクトの CLAUDE.md や専用のドキュメントファイルに記載しておくと、エージェントが自動的に参照します。

セットアップ手順

ステップ0: 環境変数の設定(Web版タスク画面)

タスク作成画面の「Environment variables」セクションで以下のいずれかを設定します。

環境変数名の選択

推奨: GitHub CLI が標準で認識する GH_TOKEN を直接設定する方がシンプルです。

GH_TOKEN=ghp_xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
この方法なら、gh コマンド実行時に GH_TOKEN=$TOKEN の指定が不要になります。

GITHUB_PERSONAL_ACCESS_TOKEN=ghp_xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
この方法の場合、実行時に GH_TOKEN=$GITHUB_PERSONAL_ACCESS_TOKEN の形で指定が必要です。

GitHub Personal Access Token は GitHub Settings > Developer settings > Personal access tokens から作成してください。

必要な権限スコープ

書き込み操作を行うため、以下のスコープが必要です

  • repo - プライベートリポジトリへのフルアクセス(issue/PR/リリース操作に必須)
  • または public_repo - パブリックリポジトリのみの場合
  • workflow - GitHub Actionsの手動トリガーに必要
  • read:org - Organization情報の読み取り(オプション)

読み取り専用では不可: issue へのコメント追加、ラベル編集、PR マージなどの書き込み操作には、書き込み権限が必須です。

ステップ1: GitHub CLI のインストール

apt-get で簡単にインストールできます。

# GitHub CLI をインストール
apt-get install -y gh

# インストール確認
gh --version

✅ 検証済みの出力例:

gh version 2.67.0 (2025-03-17)
https://github.com/cli/cli/releases/tag/v2.67.0

バージョンについて

apt-get でインストールされるバージョンは環境により異なります。基本的な操作には問題ありません。

ステップ2: 認証確認

環境変数が正しく設定されているか確認します。

# 認証状態の確認(GH_TOKEN を環境変数に設定済みの場合)
gh auth status

✅ 検証済みの出力例:

github.com
  ✓ Logged in to github.com account username (GH_TOKEN)
  - Active account: true
  - Git operations protocol: https
  - Token: ghp_************************************
  - Token scopes: 'repo', 'workflow', 'read:org', ...

GH_TOKEN 環境変数の活用

タスク作成画面で GH_TOKEN を設定しておけば、gh コマンドが自動的にトークンを認識します。コマンド実行時に毎回トークンを指定する必要はありません。

ステップ3: デフォルトリポジトリ設定(任意)

頻繁に使うリポジトリを設定すると、--repo フラグを省略できます。

# リポジトリ情報の確認
git remote get-url origin

# デフォルトリポジトリを設定
gh config set repository owner/repo

ステップ4: 動作確認

REPO=owner/repo

# issue一覧の取得
gh issue list --repo $REPO

# 特定のissueの詳細を表示
gh issue view 123 --repo $REPO

ベストプラクティス

✅ 検証済みの推奨パターン(実環境で動作確認済み):

REPO=owner/repo

# gh api コマンド実行
gh api repos/$REPO/pulls --jq '.[] | {number, title, state}'

# PR一覧を取得(ページネーション対応)
gh api repos/$REPO/pulls --paginate \
  --jq '.[] | {number, title, state, head: .head.ref}'

効率的な運用のポイント

  1. ✅ GH_TOKEN 環境変数: タスク作成画面で GH_TOKEN を設定するだけで、全コマンドが自動認証
  2. gh apiを優先使用: gh pr viewgh issue viewよりもgh apiの方が安定
  3. --paginateオプション: 結果が複数ページにわたる場合は必ず--paginateを付ける
  4. jqでフィルタリング: --jqオプションで必要な情報のみを抽出し、可読性を向上

実践的な活用例

gh コマンドにより、以下のような高度な操作を自然言語で指示できます。

Issue管理の例:

新しいバグ報告issueを作成
バグ報告のissueを作成: タイトル「ログイン時にエラー発生」、
本文はエラーログを含めて、ラベルbugを付けて、自分にアサイン
複数issueの一括処理
ラベルが"good first issue"のissueを10件取得して、
それぞれに「初心者向けガイド」コメントを追加

Pull Request操作の例:

自動PRレビュー
PR #789 のコードを確認して、問題点をコメントで指摘
PRマージと後処理
PR #456 をマージして、関連するissue #123 をクローズ、
リリースノートのドラフトを作成

GitHub Actions連携の例:

ワークフロー監視
REPO=owner/repo

# 最新のワークフロー実行を確認
gh api repos/$REPO/actions/runs \
  -F status=failure -F per_page=1 --jq '.[0] | {id, name, conclusion, html_url}'

# エラーログを取得
RUN_ID=<上記で取得したID>
gh api repos/$REPO/actions/runs/$RUN_ID/jobs \
  --jq '.jobs[] | select(.conclusion=="failure") | {name, steps: [.steps[] | select(.conclusion=="failure") | {name, conclusion}]}'
手動デプロイ
production環境へのデプロイワークフローを手動トリガー

リリース管理の例:

自動リリース作成
最新のタグからリリースv2.0.0を作成、
前回リリース以降のPRタイトルを元にリリースノートを生成

トラブルシューティング

gh コマンドが見つからない

症状: gh: command not found

解決策: apt-get install -y gh を実行してインストールしてください。

認証エラーが発生する

症状: authentication failed

解決策: 1. Web版タスク画面で GH_TOKEN が正しく設定されているか確認 2. echo $GH_TOKEN | head -c 10 でトークンが読み込まれているか確認 3. gh auth status で認証状態を確認

権限エラーが発生する

症状: Resource not accessible by integration または 403 Forbidden

原因: トークンのスコープ(権限)が不足しています

解決策: 1. GitHub Settings > Developer settings > Personal access tokens でトークンを確認 2. 以下のスコープにチェックが入っているか確認: - repo (または public_repo) - workflow (GitHub Actions操作に必要) 3. スコープ不足の場合はトークンを再生成し、Web版タスク画面の環境変数を更新

操作別の必要スコープ

  • issue コメント・ラベル編集: repo または public_repo
  • PR 作成・マージ: repo または public_repo
  • Actions 手動トリガー: repo + workflow
  • リリース作成: repo

auth login が動作しない

症状: インタラクティブなブラウザ認証が求められる

解決策: Web 環境ではブラウザ認証は使用できません。タスク作成画面で GH_TOKEN 環境変数を設定する方式を使用してください。

次のステップ

応用設定をマスターしたら、以下の記事も参考にしてください:

参考情報

Claude Code公式ドキュメント

プロジェクト固有のドキュメント管理

Claude Code プロジェクトで前提条件や環境設定を管理する場合、以下のような構造を推奨します:

CLAUDE.md による自動読み込み:

  • プロジェクトルートに CLAUDE.md を作成すると、エージェント起動時に自動的に読み込まれます
  • GitHub CLI のセットアップ手順、認証方法、ベストプラクティスなどを記載
  • エージェントはこのドキュメントを参照して自動的にセットアップを実行します

モジュール化された設定ファイル:

  • .claude/rules/ ディレクトリに用途別のルールファイルを配置
  • 例: prerequisites.md(前提条件)、development-workflow.md(開発フロー)など
  • CLAUDE.md から各ルールファイルへのリンクを記載することで、情報を構造化できます