2026年2月 最新情報
Codex CLI v0.101.0+ / GPT-5.3-Codexに対応。サンドボックス機能が強化されており、--full-autoモードが推奨されるケースも増えています。
Codex CLI危険モード安全運用チェックリスト(--dangerously-skip-permissions)¶
この記事の対象者
- Codex CLIで高速自動化を走らせつつ、危険権限を制御したい中級SRE/DevOpsエンジニア
この記事のポイント¶
- 危険モード使用時に必須の監査ログとアラートを即時に整備できる
- 失敗を防ぐための一時プロファイル切替とロールバック手順をテンプレ化できる
- 実行後に計測すべき3指標で安全性を可視化し、社内承認を得られる
なぜこの問題が今重要か¶
高権限運用の需要がある一方、危険モード単体の検証手順は未整備だった。自動承認ガイドでは全体像をカバーしているが、--dangerously-skip-permissionsに特化した安全運用チェックリストが求められている。
解決ステップ概要¶
| ステップ | 内容 | 到達指標 |
|---|---|---|
| 1 | 危険モード前提の監査トグルを整備 | /statusでdangerフラグが見える |
| 2 | 一時プロファイルとアラートを実行前に登録 | 実行後にSlack/Webhook通知が届く |
| 3 | ロールバックと監査保存を固定化 | 実行ごとにJSONログが保管される |
ステップ1: 危険モードを使う条件を明文化し監査を有効化¶
まずcodex /statusで現在のsandbox_modeとapproval_policyを確認し、危険モードを使う条件(隔離ホスト・対象リポジトリ・実行時間)をチェックリスト化する。条件を満たさない場合は通常モードへ戻すルールを決め、CODEX_HOME/history.jsonlの出力パスも事前に共有する。
codex /status
# sandbox_mode: danger-full-access
# approval_policy: never
# log_path: ~/.codex/history.jsonl
この状態確認を実行ログに残すことで、監査チームが後追い検証できる。
ステップ2: 一時プロファイルで危険権限を限定し通知を自動化¶
危険モードを常設しない。~/.codex/config.tomlに一時プロファイルを作り、実行直前にだけ呼び出す。プロファイル内でdangerously_skip_permissions=trueと同義の設定をまとめ、同時にSlack Webhookなどの通知スクリプトを呼び出す。
[profiles.danger_run]
sandbox_mode = "danger-full-access"
approval_policy = "never"
post_run_hook = "bash ~/.codex/hooks/notify_danger.sh"
通知スクリプトでは実行者・実行コマンド・Gitリビジョンを送る。これにより「誰がいつ危険モードを起動したか」がリアルタイムで共有される。実行が終わったらcodex --profile defaultで安全設定へ戻すことを運用ルールにまとめる。
ステップ3: 危険操作を終えたら即座にロールバックプランとログ保全を実行¶
危険モードでの操作後は、同じターミナルでscripts/post_danger_cleanup.shのようなテンプレを実行し、変更差分のレビューとログのバックアップを自動化する。最低限、git status、git diff --stat、jqで履歴ファイルを抽出し、安全なストレージへコピーする。
codex --sandbox read-only "git status --short && git diff --stat"
ロールバックプランは「想定外の削除があればgit restoreで復元」「外部サービス連携ならAPIキーをローテーション」といった分岐を含める。危険モードを使うたびにテンプレへ実績を追記し、次回の判断材料にする。
よくある落とし穴と対処¶
| 症状 | 原因 | 即時対処 |
|---|---|---|
| 監査ログが欠落して後追い検証できない | history.jsonlがローテートされている | 危険実行直後にS3等へコピーするスクリプトをhook化 |
| 開発者が危険モードを常時ONにする | プロファイル切替の手間が大きい | codex --profile defaultを終了時に自動実行するログアウトフックを設定 |
| 外部リソースへ不要なアクセスが発生 | ドメイン許可リストが存在しない | post_run_hookで許可リスト外アクセスを検知し即時通知する |